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2012年6月 8日 (金)

小児期の環境がもたらす影響・家庭環境の悪さ

私の両親は、お世辞にも仲が良いとは言えません。

物心ついた時から両親の言い争いは日常茶飯事でしたし、おそらく私の最も古い記憶は3歳くらいのときに酒に酔った父親にパジャマの胸ぐらをつかまれて持ち上げられて何かを脅されている情景。

そして次によく覚えているのは、5歳くらいのときに父親が母親に蹴りを入れて外れて、母親の後ろにあったベビーベットの柵が折れた、そんな記憶です。

とにかく、私の家はめちゃめちゃでした。酒癖の悪い人に一般的に見られるように、私の父親は一見人の良いおじさんでした。

酒が入っていないときは確かに愛情を感じることもできたし、遊んでもらったことも、母親に怒られているのをかばってくれたこともありました。

しかし、酒がはいると人が変わったように家族に絡み、因縁をつけ、母親はいつもうんざりした顔をしていました。

私にとって夜は恐怖でした。

いつ何時絡まれるかわからない。

自分の部屋が出来る前は本当に唐突に因縁をつけられ、自分の部屋が出来ても勝手にドアを開けていやらしい目つきで何かケチをつけてからんでくる。

私の耳はとてもいいです。なぜか?自分の部屋からは見えない父親の一挙一動を音だけで判断していたから。

氷を補充する音が聞こえれば「ああ、まだお酒を飲むのか」と落胆し、炊飯器のふたの音が聞こえれば「お米を食べ始めたということはもう飲まないということだ。よかった。」と安心し、洗面所から水道を歯磨きの音が聞こえれば「やっと寝てくれる」と心の底から安堵する。そうしてやっと私の一日が無事に終わったことが証明されるのです。

私は今でも大きな声を出す男性が嫌いです。というか、苦手です。

医学部に入り、そこらへんの人には負けないくらいの教養を身につけ、十分に理論的な考え方の出来るようになった今でも、脈絡のない男性の大きな声や、罵声を向けられると立ちすくんでしまいます。

いわゆる恐怖記憶の刷り込みです。

後日詳細を書くつもりですが、私は3年間、ひどいDV男と生活を共にすることになりました。

それは今振り返ると、「女性は嫌いな父親に似た男性をなぜか選んでしまう」という、信じたくもない一般論に悲しいほどに合致する結果となっていました。

家庭環境が悪かったことで、自分自身が平和な家庭を築ける自信は皆無です。

じっさい、虐待を受けた子供の多くは自分の子供に虐待をしてしまうという事実が知られています。

私はそんな負の連鎖は絶対にあってはならないと思います。

私の夢は、不幸にも家庭環境に恵まれなかった子供たちが自分の可能性を狭めずに、考えうるすべての幸福を享受する権利を剥奪されない、そんな世の中をつくることです。

子供は親を選べないのです。だからこそ、手を差し伸べるべき存在が、もっともっと世の中には必要なのではないのでしょうか。

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